湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

石川啄木の妻節子に関する「不愉快な事件」論争再燃?

このたび青森在住の知人より「青森文学」88号が送られてきた。その中にひときわ私が関心を誘われた論考があった。 西脇巽氏の「「不愉快な事件」論争~郁雨・節子不倫論(近藤説)が根強い理由~」(32P~57P)である。西脇氏は「青森文学」87号(20…

<新刊紹介> 木下一著『啄木に想ふ』を読

先ず、木下氏の著書にあげられた参考文献に驚いた。これによって木下氏が啄木に長年親しんできたことが解る。世の中には自分の功名(売名)のために啄木の欠点などをこれ見よがしに取り上げ、「これは○○学から見れば」などといった学説とも言えない臭い物を…

啄木の作品が載った教科書を募集しております(石川啄木記念館)

石川啄木記念館では啄木の作品が載った教科書を広く収集して教科書と啄木という企画展を構想しているとのことです。 お持ちの方は協力してあげては如何でしょうか。 なお、このニュースは「盛岡経済新聞」(ネット版)に載っておりますのでご覧ください。 ま…

短歌結社誌「りとむ」が創刊30周年を記念して「寺山修司短歌語彙」の大冊を発行!

寺山修司は石川啄木の影響を強く受けている文人の一人であることは広く知られている。 ゆえに寺山修司初期短歌には啄木短歌を踏襲したような作品もあり、意図的に寺山は啄木短歌『一握の砂』その続編まで作ってしまったこともある。もちろん、寺山流のパロデ…

松村正直氏の「啄木ごっこ」は好評連載中です!

今月は4冊の6月号の総合短歌誌が本日、近くの公民館に届いた。こんなに早く私に順番が来ることは珍しい。 先ずは松村正直氏が「短歌」に連載中の「啄木ごっこ」を読んだ! 今月は連載44回目で「『石破集』の世界」と題して書かれている。 謂わば歌人啄木…

啄木が修学旅行先で立ち寄ったのは釜石の従兄弟の家であった!その「工藤家と啄木」の関係が1冊の本に纏められた!

啄木が修学行の最終に立ち寄ったのは釜石の従兄弟の工藤大助の家。 その工藤家の子孫と結婚した人がこのたび「工藤家と啄木」という1冊の本を出版した! 啄木は盛岡中学時代に担任の富田小一郎先生の引率で大船渡から三陸海岸沿いをゆく修学旅行に参加した…

新潟県新発田市に啄木と宮崎郁雨の友情の歌碑を建立!

新潟に住む啄木友人から「新潟にも啄木歌碑が建立される」という話しは伺っていたが、このたび新潟日報に載った歌碑建立の記事が送られて来た! 啄木と新潟を結ぶ直接の関わりが他にもあるものかはわからないが、今回は宮崎郁雨の故郷(郁雨の幼年期を育んだ…

石川啄木 中学時代の修学旅行を紹介する企画展・石川啄木記念館で開催中!

2022年5月22日「岩手放送局」のニュース番組から流れた啄木ニュース 盛岡市出身の歌人・石川啄木の中学時代を、修学旅行の記録を通して紹介する企画展が17日、盛岡で始まりました。 ※(IBC岩手放送2022年5月22日配信 (テレビニュースの放送内容文)

石川啄木 中学時代の修学旅行を紹介する企画展・石川啄木記念館で開催中!

2022年5月22日「岩手放送局」のニュース番組から流れた啄木ニュース 盛岡市出身の歌人・石川啄木の中学時代を、修学旅行の記録を通して紹介する企画展が17日、盛岡で始まりました。 ※(IBC岩手放送2022年5月22日配信 (テレビニュースの放送内容文)

釧路の北畠立朴さんの「最終啄木講座」!

北海道釧路市在住の啄木研究家である北畠立朴さんが白血病のために長年続けて来た「啄木講座」が終了することを北海道新聞が報じている。 朝日新聞(北海道版)のデジタル記事 朝日新聞(道内版記事)2022年4月23日

啄木忌に取材した岩手朝日テレビニュースと朝日新聞岩手版のネット記事を紹介します!

去る2022年4月15日の朝日新聞デジタル版に啄木の魅力を紹介する記事がのりました。 また、この記事の概要であるものを岩手朝日テレビから画像版のニュースもネット上にて流されました。 岩手テレビ朝日で放映された啄木忌のニュース ネットニュースに…

石川啄木特集「大人の休日 倶楽部」2022年5月号!

本日、届いた「大人の休日倶楽部」2022年5月号には石川啄木特集記事が載っておりました。 一般の方にはお求め出来ない雑誌なので、湘南啄木文庫の会員の方にだけ、そっとお見せいたします。 そして、貴方も「大人の休日倶楽部」に入ってみませんか? (追記…

小菅真起子著『中野トク小伝 寺山修司と青森・三沢』について

寺山修司外伝、恩師「中野トク小伝」のこと この本は寺山修司が中学時代の恩師に送った75通の手紙を軸に、知られざる修司の素顔に迫った稀有の「寺山修司外伝」である。 修司研究の第一人者である著者は、修司が「心から求めた物は何んであったか」を本書は…

各地で啄木忌の法要が行われました。

啄木一族の墓のある函館市をはじめ、各地の啄木にゆかりのある、それぞれ各地で、それぞれの啄木忌が行われました。 東京・文京区の啄木終焉の地には文京区長からの供花が届けられました。 北海道新聞は地元の釧路に住む啄木研究家・北畠立朴氏の話題で紙面…

「啄木忌」に文京区・小石川・本郷・菊坂の「啄木文学散歩」の報告を

昨日は4月13日「啄木忌」でした! 東京・文京区小石川に啄木終焉の地の歌碑が建立されたのは7年前! 歌碑の建立には国際啄木学会東京支部会と地元の町内連合会が深く関わって実現されましたが、私は「啄木終焉の地に歌碑を」というスローガンを持って一緒…

岩手日報が啄木第一号歌碑を記事に!

啄木没後110年の啄木忌を前にした2022年4月12日の岩手日報に啄木の第一号歌碑についての記事が載ったと知人が送ってくれた。 啄木の歌碑は全国で182基ほどあるが、その第一号が何時、だれによって建立されたのか、その経緯も含めた記事なので啄…

啄木祭 2022 <新日本歌人協会が主催で開催>

昨年はコロナ禍にあって開催されなかった新日本歌人協会主催の 「啄木祭」が、本年は下記のようにオンラインにて「啄木祭」は 下記の日時と方法にて開催されるという情報を頂きましたので ご案内いたします ーーーーー4月17日(日)10:00-12:00※詳細は下…

別冊付録付きで「国際啄木学会東京支部会報」第28号が発行されました!

「国際啄木学会東京支部会報」第28号が3月31日に発行されます! 会員の方々にはすでに発送を開始しております。 まだ、届いて無い会員の方にも間もなく届くと思います! 今回は別冊の特別付録が付いております。 国際啄木学会の各支部会では啄木研究者と…

別冊付録付きで「国際啄木学会東京支部会報」第28号が発行されました!

「国際啄木学会東京支部会報」第28号が3月31日に発行されます! 会員の方々にはすでに発送を開始しております。 まだ、届いて無い会員の方にも間もなく届くと思います! 今回は別冊の特別付録が付いております。 国際啄木学会の各支部会では啄木研究者と…

2点の啄木に関する新聞記事

日経新聞2022年3月2日 日経新聞 2021年12月28日

近藤典彦先生のエッセイ「歌人と花」のシリーズを紹介します!

「啄木と花」については「真生」(華道「真生流」の季刊誌)に長期の連載で好評を得ておられましたが、シリーズの終了後に「与謝野晶子と花」、「若山牧水と花」の2篇が載った雑誌が手元に届きましたので、近藤先生の許しを頂きましてご紹介させて頂きます…

凄い啄木文学散歩の著者、中川康子さんが北海道新聞〈ひと〉欄に紹介される!

『東京の「啄木日記」を歩く~明治を探して~』(旭図書センター・非売品・A5判・360頁)この大著を10年余の時間をかけて1冊の本にまとめたのは札幌市在住の主婦である。 その人が2022年2月8日号の北海道新聞(朝刊)の「ひと」欄に紹介されている。…

青空文庫に無い「石川啄木日記」を読めるサイトがあります。

10年以上前になるが、札幌市に住むS氏より私の古いHPを通じてメールを頂きましたが、爾来、S氏との交流は今も続いておりますが、そのS氏からのメールは石川啄木の文献に関する質問 であった。 その時にS氏は私と同世代の人であり、なんと名前もよく…

「しんぶん赤旗」に紹介された「国際啄木学会東京支部会報」第27号!!

2022年1月9日付け「しんぶん赤旗」の読書面に私たちが編集発行した「国際啄木学会東京支部会報」が紹介されました! 平山陽氏の新作下ろし戯曲『金田一君の結婚と啄木』や西蓮寺成子氏、目良卓氏の研究論文についての言及もありがたく思いました。 な…

「国際啄木学会東京支部会報」第27号が「しんぶん赤旗」に紹介された!

2022年1月9日付け「しんぶん赤旗」の読書面に私たちが編集発行した「国際啄木学会東京支部会報」が紹介されました! 平山陽氏の新作下ろし戯曲『金田一君の結婚と啄木』や西蓮寺成子氏、目良卓氏の研究論文についての言及もありがたく思いました。 な…

全集の誤植だった「啄木最後の歌」明治45年の年賀状!

毎年、正月になると、どこかに石川啄木の年賀状や正月を詠んだ短歌が紹介される。 わがブログでも同じように「啄木の年賀状」を取り上げてみた。 最初の写真は2010年12月26日の「秋田さきがけ」に紹介された記事で啄木の最後の年賀状となったもので…

与謝野晶子の作品から見た「大逆事件」とは何であったのか!

石川啄木を世に送り出した人は誰か?と問われたら私は与謝野鉄幹・晶子だと応える時もある。 「時もある」というのは啄木の名を今日まで残した要素は無数であり、啄木自身に他ならぬからだが、啄木にとって晶子と鉄幹の名を外すことは出来ない。 先日、与謝…

中川康子著『東京の「啄木日記」を歩く~明治を探して~』に感動! 

本年の8月に発行された中川康子著『東京の「啄木日記」を歩く~明治を探して~』(A5判/全360頁/個人発行のため一般販売はされておりません)を読んで私は、ただ、よくぞ、これほどの本を一人で出されたと驚いた。 この思いを日頃から親しくしているÔ…

追悼 啄木ファンだった芥川賞作家の新井満さん!

本日(2021年12月4日)の昼に新井満さんが、昨日、亡くなったというニュースを見て驚きました。 新井さんは啄木大好き人間であったことも、その著書や作品でも良く知られています。 私が新井満さんのファンになったのは昭和52年に発売された、新井さんが…

啄木を殴った男・”小林寅吉”の生涯を新聞記事で綴った大著の発行!

本稿は2021年8月22日にFacebookの「石川啄木愛好会」、Twitterの「湘南の啄木」、又、ブックマークの「佐藤勝」の頁にて紹介したものですが、本家でもある「湘南啄木文庫」のブログに転載することを失念しておりましたので、始めにそのことのおことわ…