2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
東北の静かな農村の夕暮れに、啄木が見たのは、白い大根の花が咲いている畑の中で、若い男女の話し合う姿でした。 その情景を「大根の花白きゆふぐれ」と詠んだ啄木の有名な歌があります。 しかし、この情景の解釈は今、大きく2つに分かれております。そこ…
千葉県市川市本八幡駅前にある「じもとの放送局」に参加している平山陽氏(劇作家・テレビデレクター・共著書に『クイズで楽しむ啄木101』(桜出版)などがある)が率いる「ダークホース~穴馬たちの挑戦~」は毎週、日曜日の午後1時から3時まで生放送で、…
山下多恵子氏は先に『忘れな草 啄木の女性たち』(未知谷:2006年)を書いて、啄木研究家としての揺るぎない山下氏の名を内外に広く知らしめた。 続けて『啄木と郁雨』や近代の苦悩した女性像を浮き彫りにした渾身の名著となった評伝『裸足の女 吉野せい』や…
毎週、日曜日の午後1時から、若手の演劇集団「ダークホース」が、〜穴馬たちの挑戦〜として、演出、脚本家の平山陽氏の薫陶を受けて、ネットテレビで2時間の生放送を行なっている。 今週は22回目の放送を記念して、 特集「騙された啄木」の生朗読劇と「石…
2020年9月27日(日)の日本経済新聞(文化面)に歌人の坂井修一氏が、明治43年の「大逆事件」は日本の歴史に残る冤罪事件でありるが、国民には極秘に進められた大審院の秘密裁判を、啄木は当時、東京朝日新聞社に勤めており、友人の平出修が、この事件の弁…
「民主文学」の6、7月号に載った碓田のぼる先生の論稿に驚きました。碓田先生は現在、93才7カ月です。その先生が、前後篇を合わせて33頁にわたる論稿を発表されているのです。以前の稿に訂正を加えた評論ですが、この熱意には驚きの他に言葉がありま…