湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

全集の誤植だった「啄木最後の歌」明治45年の年賀状!

毎年、正月になると、どこかに石川啄木の年賀状や正月を詠んだ短歌が紹介される。 わがブログでも同じように「啄木の年賀状」を取り上げてみた。 最初の写真は2010年12月26日の「秋田さきがけ」に紹介された記事で啄木の最後の年賀状となったもので…

与謝野晶子の作品から見た「大逆事件」とは何であったのか!

石川啄木を世に送り出した人は誰か?と問われたら私は与謝野鉄幹・晶子だと応える時もある。 「時もある」というのは啄木の名を今日まで残した要素は無数であり、啄木自身に他ならぬからだが、啄木にとって晶子と鉄幹の名を外すことは出来ない。 先日、与謝…

中川康子著『東京の「啄木日記」を歩く~明治を探して~』に感動! 

本年の8月に発行された中川康子著『東京の「啄木日記」を歩く~明治を探して~』(A5判/全360頁/個人発行のため一般販売はされておりません)を読んで私は、ただ、よくぞ、これほどの本を一人で出されたと驚いた。 この思いを日頃から親しくしているÔ…

追悼 啄木ファンだった芥川賞作家の新井満さん!

本日(2021年12月4日)の昼に新井満さんが、昨日、亡くなったというニュースを見て驚きました。 新井さんは啄木大好き人間であったことも、その著書や作品でも良く知られています。 私が新井満さんのファンになったのは昭和52年に発売された、新井さんが…