湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

「国際啄木学会30周年記念東京大会」中止!/台風19号の進路は東京を直撃?

啄木の愛好者の方には、残念なお報せですが、来たる10月12.13日に東京の明治大学駿河台校舎)にて開催予定であった「国際啄木学会 東京大会」及び13日の「啄木文学散歩(文京区篇)」は、台風19号が東京を直撃する予報が出たことで、急遽、今回の大会は本日の昼12時に執行部の判断によって中止と発表されました。

したがって、湘南啄木文庫が収集した「海外で発行された(国内で外国語による発行の本も含む)啄木関係図書展」、そして日本切り絵館館長の後藤伸行先生が制作した啄木短歌をイメージした「切り絵行灯」(10点)の展示も中止となりました。
私たちも楽しみにしておりましたが、これまでに無い大型台風ということで、国際啄木学会では中止を決断したということです。

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文学散歩「啄木と文京区」

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東京・啄木文学散歩案内のパンフレットー1

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フィンランドで発行された「啄木歌集」

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東アジア圏で発行された啄木図書

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英語圏で発行された啄木図書

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日本文学研究者の故・ドナルド・キーン氏と湘南啄木文庫の主宰 

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フィンランド語版の「啄木歌集」の著者ポルキ・と

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金田一京助石川啄木

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石川啄木と妻の節子

 

碓田のぼる著『啄木断章』(本の泉社:2019年10月7日発行)

啄木研究の大家である碓田のぼる氏が新刊『啄木断章』を発行されました。

90歳を超えて今なお、啄木研究への情熱を持ち続ける著者の碓田氏には何度もお会いしているが、その謙虚な姿に私は何時も感動する。

氏は歌人でもあり、その歌集の全貌を私は知らない。私の知る碓田氏は熱心な、そして熱い啄木研究者の姿であり、そのいずれの著書からも伝わってくるのは、不条理な社会を黙認してはならない、という静かな怒りなのであるが、氏は今回の著でも啄木の言葉を通して社会の矛盾を追及しているが、冒頭に収めた「啄木詩「老将軍」考――越境するナショナリズム――」では、啄木詩の原点を見つめている所が碓田研究の鋭い視点であり、90歳を超えてなお、止まない熱い研究への情熱に圧倒される思いである。

また、「曹洞宗」という宗教面からの新しい視点で「啄木伝記」の見直しを指摘していることにも感服する。

※碓田のぼる著『啄木断章』(本の泉社/2019年10月7日発行/四六判/143頁/1300円+税)

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『啄木断章』(本の泉社/2019年10月7日発行/四六判/143頁/1300円+税)

 

碓田のぼる著『啄木断章』(本の泉社:2019年10月7日発行)

啄木研究の大家である碓田のぼる氏が新刊『啄木断章』を発行されました。

90歳を超えて今なお、啄木研究への情熱を持ち続ける著者の碓田氏には何度もお会いしているが、その謙虚な姿に私は何時も感動する。

氏は歌人でもあり、その歌集の全貌を私は知らない。私の知る碓田氏は熱心な、そして熱い啄木研究者の姿であり、そのいずれの著書からも伝わってくるのは、不条理な社会を黙認してはならない、という静かな怒りなのであるが、氏は今回の著でも啄木の言葉を通して社会の矛盾を追及しているが、冒頭に収めた「啄木詩「老将軍」考――越境するナショナリズム――」では、啄木詩の原点を見つめている所が碓田研究の鋭い視点であり、90歳を超えてなお、止まない熱い研究への情熱に圧倒される思いである。

また、「曹洞宗」という宗教面からの新しい視点で「啄木伝記」の見直しを指摘していることにも感服する。

※碓田のぼる著『啄木断章』(本の泉社/2019年10月7日発行/四六判/143頁/1300円+税)

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『啄木断章』(本の泉社/2019年10月7日発行/四六判/143頁/1300円+税)

 

「啄木と文の京」石川啄木記念館第12回企画展 ~本郷・小石川で 生き抜いた東京時代~

2019年10月1日(火)~2020年1月19日(日)
※詳しくは下記のアドレスより「石川啄木記念館の公式ホームページ」をご覧ください。
http://www.mfca.jp/takuboku/

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啄木と文の京-1

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啄木と文の京-2

 

国際啄木学会東京支部会の観劇会「節子 愛の永遠性を信じたく候」5月18日(土)14時開演

国際啄木学会東京支部会では来る5月18日(土)14時から下記の演劇鑑賞会を開催します。(会員外の方の参加も歓迎)

啄木の妻・節子の不貞説は啄木の実の妹である三浦光子の発言を発端として多くの研究者や作家たちから論文や作品としてとりあげられてきたが、未だ、決定打とする解決は無かった、しかし、今回の舞台の脚本を書いた平山陽氏は、これまでに誰もが気付かずに見逃して居た視点から見事な説を立てられて舞台の上で3人の思いを、多くの人が納得できる言葉を語らせることで、長年の論争に終止符を打つ決定打を放ってくれた。

不貞を疑われた節子も、沈黙を貫いた啄木も、そして郁雨も、この舞台を観たなら涙してしまうことだろう。

悪者は誰も居なかったのであるが、書き残されたものは全て事実である。そこに平山氏の作家として、そして啄木研究者としての新しい視点が冴えている。

観劇会の後で会場の近くにあるレストランで会員が感想を語り合える時間を設けます。そこで、作者の平山氏から短い時間でもコメントを頂けるようにお願いしてありますので、東京支部会員外の方も来場してください。

なお、入場の申し込みは私(佐藤)の方は締め切りましたが、席に若干の余裕があると聞きましたので、未だの方は各自直接申し込みしてください。

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「節子 愛の永遠性を信じたく候」

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「節子 愛の永遠性を信じたく候」



 

 

近づく「啄木忌」に亡き友を偲ぶ

4月13日は石川啄木の命日であり俳句の季語となっている「啄木忌」である。啄木は明治45年4月13日に26歳の若さで亡くなったが、その作品は今なお多くの人の心を惹きつけて愛読されている。

その啄木終焉の地となった東京・文京区小石川に啄木歌碑が建ち、さらには歌碑隣りの文京区の福祉施設の一画に「啄木顕彰室」が出来たのは5年前であった。

歌碑の建立に当たっては多くの人々の「終焉の地に啄木歌碑を」という思いをもって地元住民と国際啄木学会東京支部会が一体となって展開した「草の根」的な市民運動が実を結んだ結果であるが、その主要メンバーの一人に私も、そして友人の飯坂慶一氏もおられた。

本日の岩手日報(コラム「ばん茶せん茶」)に柴田和子さんの投稿が載っている。文中のEさんは私たちの仲間であり、友人でもあった飯坂慶一氏である。小石川の啄木歌碑の建立に飯坂氏がはらった尽力は大きい。それを称えてくださった柴田さんからも、飯坂氏を通じて多大なご協力を頂いたことを私もメンバーの一人であったことから昨日のごとく記憶している。

飯坂氏の尽力は多くの人脈と窓口となる役所の対応に対する顧問的な助言であった。飯坂氏の助言が功を成して建立の道が開けた言っても過言では無い。

4月13日、私たちは文京区播磨坂清掃事務所の会議室を借りて午後1時30分より「啄木を語る集い」を開きます。この集いは何方でも参加自由です。直接会場へお出でください。そして、参加者の皆さんに、貴方の知っている啄木を語って頂きたいと思います。

※文京区播磨坂清掃事務所が不案内な人は終焉の地の歌碑前に1時に来てください。会場へご案内いたします。

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岩手日報(柴田和子さんの投稿文)

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啄木と節子

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「啄木の集い」案内チラシ