2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
今回は啄木と直接の関係は無いのだが、ここに紹介して置きたいと思ったのは編著者が啄木研究(特に節子側からの啄木観察は鋭くて温かい眼差しを感じさせる人)の第一人者であることと、もちろん啄木とは無関係に選ばれた芝木好子の作品の中に私は啄木の妻節…
短歌の総合誌「短歌」(KADOKAWA)である松村正直氏の「啄木ごっこ」(45回・8月号)は《自殺願望と「煩悶青年」》と題して小説家の夢から覚める直前の啄木を捉え、悩める啄木と不安の増し行く時代に入ってきた処から書き出されている。 この時代の啄木に…
このたび青森在住の知人より「青森文学」88号が送られてきた。その中にひときわ私が関心を誘われた論考があった。 西脇巽氏の「「不愉快な事件」論争~郁雨・節子不倫論(近藤説)が根強い理由~」(32P~57P)である。西脇氏は「青森文学」87号(20…
先ず、木下氏の著書にあげられた参考文献に驚いた。これによって木下氏が啄木に長年親しんできたことが解る。世の中には自分の功名(売名)のために啄木の欠点などをこれ見よがしに取り上げ、「これは○○学から見れば」などといった学説とも言えない臭い物を…
石川啄木記念館では啄木の作品が載った教科書を広く収集して教科書と啄木という企画展を構想しているとのことです。 お持ちの方は協力してあげては如何でしょうか。 なお、このニュースは「盛岡経済新聞」(ネット版)に載っておりますのでご覧ください。 ま…