2022-01-01から1年間の記事一覧
2022年に刊行された真の啄木研究書は以下の4点! 本年の啄木研究書は管見ながら4点の図書であった。いずれの図書からも長年、真摯に啄木研究に向かい合って来られた姿と重なるもので胸を打つ渾身の作であることが嬉しく感じられる。 研究書にとって何より…
大室精一編著『啄木と節子 まるわかり年譜』(大型本・A5判・360頁・桜出版 2022年12月1日発行・2000円+税)本書の帯文には「毎日が啄木記念日」というキャッチコピーが超大文字で書かれている!先ず、この発想の凄いことがこれで解るように啄木の日記や…
啄木を育んだ雑誌「明星」研究会が講演と研究発表を「Zoom」にて公開講座を開催(受講は無料・先着100名) 内容と申し込み方法は下記の写真版を参考にしてください。 申し込み後に折り返し決定した方には上のようなメールが届きます。 申込み方法は写真版…
啄木があこがれた与謝野晶子を顕彰する「さかい利晶の杜」では下記のように「青春の短歌大会」が開催されます。大会にむけて短歌の募集もしておりますので、興味のある方は写真版のチラシ記載内容をご覧になって参加されることをおすすめいたします(湘南啄…
2022年8月5日の朝日新聞の記事によると石川啄木の書簡をはじめ、約400点ほどの森鷗外宛の書簡がみつかったという記事をネットや新聞記事(朝日新聞)で見ていたが、私が気になるのは啄木の書簡である。 鷗外宛の書簡は『石川啄木全集』(最終版は1978…
一昨日、短歌総合誌の中の1冊である「短歌往来」2022年9月号を図書館から借りてきた。 その中に「創刊400号記念」佐美雄賞・短歌賞・出版賞の歌人」という特集頁があって錚々たる歌人の作品が載っていたが私が注目したのは安部晋三元首相の死と国葬につい…
「短歌」(KADOKAWA)2022年9月号に「ほっこりする歌」という特集で、井谷まさみち氏が啄木の「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ/花を買ひ来て/妻としたしむ」の歌を取り上げていた。 短い文章なので全文引用して置く。 「二十歳で結婚した啄木。代用教…
このたび、毎日新聞(大阪本社版:夕刊)に倉橋健一著『歌について ~啄木と茂吉をめぐるノート~』(思潮社)が最近刊行されたことが大きな話題として載っていることをネットで知った。 私も早速取り寄せて読んでみた。先ず凄く濃い内容である。このように…
朝日新聞デジタル(有料記事) 2020年7月23日 13時00分 石川啄木はダメ人間? 仮面の奥は… 山田航さん寄稿 〈はたらけどはたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざりぢつと手を見る〉――遺(のこ)した短歌から清貧な印象を持たれることも多い石川啄木…
石川啄木記念館では下記の期間においてチラシのように特別企画展「教科書の中の啄木」を開催されます。 私たちがどのようにして啄木の人と作品に触れてきたかは啄木の没後から110年の今、あらためて知ることには大きな意味があると思います。 戦時中の教…
今回は啄木と直接の関係は無いのだが、ここに紹介して置きたいと思ったのは編著者が啄木研究(特に節子側からの啄木観察は鋭くて温かい眼差しを感じさせる人)の第一人者であることと、もちろん啄木とは無関係に選ばれた芝木好子の作品の中に私は啄木の妻節…
短歌の総合誌「短歌」(KADOKAWA)である松村正直氏の「啄木ごっこ」(45回・8月号)は《自殺願望と「煩悶青年」》と題して小説家の夢から覚める直前の啄木を捉え、悩める啄木と不安の増し行く時代に入ってきた処から書き出されている。 この時代の啄木に…
このたび青森在住の知人より「青森文学」88号が送られてきた。その中にひときわ私が関心を誘われた論考があった。 西脇巽氏の「「不愉快な事件」論争~郁雨・節子不倫論(近藤説)が根強い理由~」(32P~57P)である。西脇氏は「青森文学」87号(20…
先ず、木下氏の著書にあげられた参考文献に驚いた。これによって木下氏が啄木に長年親しんできたことが解る。世の中には自分の功名(売名)のために啄木の欠点などをこれ見よがしに取り上げ、「これは○○学から見れば」などといった学説とも言えない臭い物を…
石川啄木記念館では啄木の作品が載った教科書を広く収集して教科書と啄木という企画展を構想しているとのことです。 お持ちの方は協力してあげては如何でしょうか。 なお、このニュースは「盛岡経済新聞」(ネット版)に載っておりますのでご覧ください。 ま…
寺山修司は石川啄木の影響を強く受けている文人の一人であることは広く知られている。 ゆえに寺山修司初期短歌には啄木短歌を踏襲したような作品もあり、意図的に寺山は啄木短歌『一握の砂』その続編まで作ってしまったこともある。もちろん、寺山流のパロデ…
今月は4冊の6月号の総合短歌誌が本日、近くの公民館に届いた。こんなに早く私に順番が来ることは珍しい。 先ずは松村正直氏が「短歌」に連載中の「啄木ごっこ」を読んだ! 今月は連載44回目で「『石破集』の世界」と題して書かれている。 謂わば歌人啄木…
啄木が修学行の最終に立ち寄ったのは釜石の従兄弟の工藤大助の家。 その工藤家の子孫と結婚した人がこのたび「工藤家と啄木」という1冊の本を出版した! 啄木は盛岡中学時代に担任の富田小一郎先生の引率で大船渡から三陸海岸沿いをゆく修学旅行に参加した…
新潟に住む啄木友人から「新潟にも啄木歌碑が建立される」という話しは伺っていたが、このたび新潟日報に載った歌碑建立の記事が送られて来た! 啄木と新潟を結ぶ直接の関わりが他にもあるものかはわからないが、今回は宮崎郁雨の故郷(郁雨の幼年期を育んだ…
2022年5月22日「岩手放送局」のニュース番組から流れた啄木ニュース 盛岡市出身の歌人・石川啄木の中学時代を、修学旅行の記録を通して紹介する企画展が17日、盛岡で始まりました。 ※(IBC岩手放送2022年5月22日配信 (テレビニュースの放送内容文)
2022年5月22日「岩手放送局」のニュース番組から流れた啄木ニュース 盛岡市出身の歌人・石川啄木の中学時代を、修学旅行の記録を通して紹介する企画展が17日、盛岡で始まりました。 ※(IBC岩手放送2022年5月22日配信 (テレビニュースの放送内容文)
北海道釧路市在住の啄木研究家である北畠立朴さんが白血病のために長年続けて来た「啄木講座」が終了することを北海道新聞が報じている。 朝日新聞(北海道版)のデジタル記事 朝日新聞(道内版記事)2022年4月23日
去る2022年4月15日の朝日新聞デジタル版に啄木の魅力を紹介する記事がのりました。 また、この記事の概要であるものを岩手朝日テレビから画像版のニュースもネット上にて流されました。 岩手テレビ朝日で放映された啄木忌のニュース ネットニュースに…
本日、届いた「大人の休日倶楽部」2022年5月号には石川啄木特集記事が載っておりました。 一般の方にはお求め出来ない雑誌なので、湘南啄木文庫の会員の方にだけ、そっとお見せいたします。 そして、貴方も「大人の休日倶楽部」に入ってみませんか? (追記…
寺山修司外伝、恩師「中野トク小伝」のこと この本は寺山修司が中学時代の恩師に送った75通の手紙を軸に、知られざる修司の素顔に迫った稀有の「寺山修司外伝」である。 修司研究の第一人者である著者は、修司が「心から求めた物は何んであったか」を本書は…
啄木一族の墓のある函館市をはじめ、各地の啄木にゆかりのある、それぞれ各地で、それぞれの啄木忌が行われました。 東京・文京区の啄木終焉の地には文京区長からの供花が届けられました。 北海道新聞は地元の釧路に住む啄木研究家・北畠立朴氏の話題で紙面…
昨日は4月13日「啄木忌」でした! 東京・文京区小石川に啄木終焉の地の歌碑が建立されたのは7年前! 歌碑の建立には国際啄木学会東京支部会と地元の町内連合会が深く関わって実現されましたが、私は「啄木終焉の地に歌碑を」というスローガンを持って一緒…
啄木没後110年の啄木忌を前にした2022年4月12日の岩手日報に啄木の第一号歌碑についての記事が載ったと知人が送ってくれた。 啄木の歌碑は全国で182基ほどあるが、その第一号が何時、だれによって建立されたのか、その経緯も含めた記事なので啄…
昨年はコロナ禍にあって開催されなかった新日本歌人協会主催の 「啄木祭」が、本年は下記のようにオンラインにて「啄木祭」は 下記の日時と方法にて開催されるという情報を頂きましたので ご案内いたします ーーーーー4月17日(日)10:00-12:00※詳細は下…
「国際啄木学会東京支部会報」第28号が3月31日に発行されます! 会員の方々にはすでに発送を開始しております。 まだ、届いて無い会員の方にも間もなく届くと思います! 今回は別冊の特別付録が付いております。 国際啄木学会の各支部会では啄木研究者と…