湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

エッセー「はじめの1首」は啄木の歌だった・西澤 康子

隔月刊短歌雑誌「りとむ」9月号(通巻158号)に西澤康子氏が小学4年生の時に出会った啄木短歌との思い出を心温まる短文として綴ったエッセーが冒頭の短歌雑誌「りとむ」に載ったものです。 著者に無断で恐縮ですが、啄木文庫ブログ版の読者限定でのせまし…

好評だった劇団コルバタ上演の「飛行機の高く飛べるを.」を観劇して

24日(金)から開幕した、平山 陽(脚本)劇団コルバタ「飛行機の高く飛べるを.」を一昨日、二十数人の仲間と見に行った。 先ず、第一の感動は通し稽古を見た時の想像を遥かに超える舞台になっていたことでした。そして、最初の驚きは、シンプルな舞台装置が…

社会福祉法人風土記<39>岩手愛児会 上 まれな医療系児童養護施設

【福祉新聞】(WEB) ふるさとの山に向ひて/言ふことなし/ふるさとの山はありがたきかな(『一握の砂』) 歌人、石川啄木(1886~1912)が故郷の岩手県渋民村(現・盛岡市)で眺めた南部富士の岩手山それに姫神山を詠んだといわれる。盛岡市上田松…

河﨑洋充 詩集『菜の花の駅』を読む  (2018年8月)

河﨑さん、とうとうすごい本をだしましたね。私は昨夜からずっと興奮してます。 河﨑さんは、健在だったのだとわかっただけでも嬉しいのに、こんな美しい詩を今も書いていたなんて本当に嬉しいです。そして、自分を涙もろくなったのか?と疑ってしまうほど、…

『飛行機の高く飛べるを。』劇団 コバルタ が 公演「新宿スターフィールド 」で

病床で啄木の歌集と出会い…『飛行機の高く飛べるを。』公演 8/24~26 [『飛行機の高く飛べるを。』チラシ] コルバタ主催第19回公演 『飛行機の高く飛べるを。』 脚本/平山陽 演出/ささおかみゆき ささおか組が動きだしました! テレビプロデューサー平山陽…

啄木の「歌碑建立」に秘められた謎があった?

国際啄木学会の東京支部会と地域住民が一体となった、啄木の終焉の地に「啄木歌碑建立」を、の運動が実を結んだのは3年前であった。 このたび「劇団コバルタ」によって、その劇的な事実の経緯を脚本家の平山陽氏が創作舞台劇として再現されました。そこには…

近藤典彦「石川啄木と花」(11)

華道界の季刊誌「真生」307号に掲載の近藤典彦氏の「白い躑躅(つつじ)」は、明治の時代に啄木が暮らした渋民村の宝徳寺の池のほとりに咲く白いつつじの花から、ある女人の姿を訪ねあてました。彼女は渋民村でただ一人の近代的な教育を受けた女性だった…

近藤典彦氏が華道界の季刊誌「真生」に連載されている啄木の「花の歌」についての文章を楽しみに読ませて頂いているので、今年度の分から湘南啄木文庫のブログでも紹介させて頂くことにしました。お楽しみに写真版でご覧ください !

ある啄木愛好者たちが啄木終焉の地に「歌碑を建立」の悲願を達成させた実話を舞台に

「啄木学級」~故郷講座~ 生徒募集中

6枚セットの「啄木 絵はがき」を紹介します!

啄木記念館で 新シリーズの「啄木 絵はがき」発行!

盛岡市を訪ねた友人からのお土産に「啄木絵はがき」(新シリーズ6枚セット)を頂いた。素敵なデザインと歌の解説も載っている。 また、ご当地の新聞「盛岡タイムス」に載った「新シリーズ絵はがき」の記事も入手したので紹介します。絵はがきの購入などにつ…

鎌田慧のコラムは「オウム真理教」を誤って伝えてしまう!

去る7月10日付けの東京新聞(朝刊)のコラム「本音のコラム」にルポライターの鎌田慧が(「王」と「大臣」)と題した短い文章を載せていた。(写真参照)この文章は石川啄木の日記を引用しているので、私の怒りが収まらない。明治43年に起きた幸徳秋水らが…

もう一度読み返したい本(1)三枝昻之先生の特集号

私が最近読んだ私のお薦め本です。本書は現代歌人のトップに立つ三枝昻之氏の「丸ごと1冊」です。名著『昭和短歌の精神史』は永久に残さなければならない名著ですが、その著の誕生前後の「自筆年譜」も注目ですよ! 2017年11月21日の「読書感想」より

「啄木祭」の報告が「短詩形文学」7月号に載りました!

松平盟子著「真珠時間」(本阿弥書店)を読みました!

著者の松平盟子氏は歌人として著名な方なので、当然ながら作歌の傍らで、多くの文章も書いていることも広く知られる。 本書にはそのような著者がこれまでに雑誌や新聞など書いてきた短い文章だけを選んで収めてある。著者は(本書を)「まとめながら、相応の…

啄木と文京区と盛岡

石川啄木記念館で「啄木と若山牧水」展を開催中です!

啄木と文京区と盛岡

啄木の臨終を看取った友人・若山牧水の故郷で国際啄木学会を開催!

「牧水研究会」&「国際啄木学会」の共催で研究会が開かれました。 その時の様子を報じた地元紙が届きましたので紹介します!

[間違いと悪意?のある林センセの陳腐な啄木講座」を糺す!

Masaru Satou 6月18日 2:11 · 今夜(6月17日)TBSテレビで放映さた「スキャンダル日本史」で石川啄木を取り上げていたが、講師は売れっ子タレントになった林修センセだが、林センセさん、せめて元塾の先生だったとは言え、人に教える人だったのですから、…

歴史小説家の見た「会津と啄木」の関わりについて

”啄木の時代に「釧路の海に千鳥は鳴いたか?」 ” 季刊誌「釧路春秋」80号が届いた。その中に啄木研究家の北畠立朴氏が「明治時代の知人岬海岸に千鳥はいたか」という論評を寄せている。 これは啄木の処女歌集『一握の砂』の中にある下に記した1首の歌をめぐ…

本日(2018年6月3日)北海道長万部町に啄木歌碑建立!

下記の便りと一緒に北海道八雲町在住の友人から啄木歌碑建立の便りが届きました。 「(略)本日(2018年6月3日)、北海道長万部の大圓寺というお寺の境内に啄木歌碑が建立されまして、その歌碑の除幕式を執り行われました。 ご覧のように見事な歌碑です。…

国際啄木学会・宮崎大会から

岩手日報の記事

旧制盛岡中学の文学の流れ

森 三紗著『宮沢賢治と森荘已池の絆』(1800円+税・コールサック社・H29・4)の中に「石川啄木と宮沢賢治と森荘已池―『一握の砂』発刊百年に思う―」という短い文章が収められている。著者の森氏は戦前の直木賞受賞作家であ森荘已池の末娘である。森荘已池…

陰謀家・啄木 ⁇⁉︎

最近手にした啄木文献の中に「青森文学」85号がある。 その中に西脇 巽氏が「陰謀家啄木」というショッキングな表題をつけた論考を載せている。 しかも、論考の書き出しが「湘南啄木文庫の佐藤勝氏に言わせると」という文言から始まっている。 啄木は本当に…

湘南啄木文庫の文献目録

「湘南啄木文庫収集目録」第29.30合併号は、下記のアドレスからご覧になれますので、ご活躍ください。 http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/furuhon6.html#furuhon-1