2018-01-01から1年間の記事一覧
隔月刊短歌雑誌「りとむ」9月号(通巻158号)に西澤康子氏が小学4年生の時に出会った啄木短歌との思い出を心温まる短文として綴ったエッセーが冒頭の短歌雑誌「りとむ」に載ったものです。 著者に無断で恐縮ですが、啄木文庫ブログ版の読者限定でのせまし…
24日(金)から開幕した、平山 陽(脚本)劇団コルバタ「飛行機の高く飛べるを.」を一昨日、二十数人の仲間と見に行った。 先ず、第一の感動は通し稽古を見た時の想像を遥かに超える舞台になっていたことでした。そして、最初の驚きは、シンプルな舞台装置が…
【福祉新聞】(WEB) ふるさとの山に向ひて/言ふことなし/ふるさとの山はありがたきかな(『一握の砂』) 歌人、石川啄木(1886~1912)が故郷の岩手県渋民村(現・盛岡市)で眺めた南部富士の岩手山それに姫神山を詠んだといわれる。盛岡市上田松…
河﨑さん、とうとうすごい本をだしましたね。私は昨夜からずっと興奮してます。 河﨑さんは、健在だったのだとわかっただけでも嬉しいのに、こんな美しい詩を今も書いていたなんて本当に嬉しいです。そして、自分を涙もろくなったのか?と疑ってしまうほど、…
病床で啄木の歌集と出会い…『飛行機の高く飛べるを。』公演 8/24~26 [『飛行機の高く飛べるを。』チラシ] コルバタ主催第19回公演 『飛行機の高く飛べるを。』 脚本/平山陽 演出/ささおかみゆき ささおか組が動きだしました! テレビプロデューサー平山陽…
国際啄木学会の東京支部会と地域住民が一体となった、啄木の終焉の地に「啄木歌碑建立」を、の運動が実を結んだのは3年前であった。 このたび「劇団コバルタ」によって、その劇的な事実の経緯を脚本家の平山陽氏が創作舞台劇として再現されました。そこには…
華道界の季刊誌「真生」307号に掲載の近藤典彦氏の「白い躑躅(つつじ)」は、明治の時代に啄木が暮らした渋民村の宝徳寺の池のほとりに咲く白いつつじの花から、ある女人の姿を訪ねあてました。彼女は渋民村でただ一人の近代的な教育を受けた女性だった…
近藤典彦氏が華道界の季刊誌「真生」に連載されている啄木の「花の歌」についての文章を楽しみに読ませて頂いているので、今年度の分から湘南啄木文庫のブログでも紹介させて頂くことにしました。お楽しみに写真版でご覧ください !
「啄木学級」~故郷講座~ 生徒募集中
盛岡市を訪ねた友人からのお土産に「啄木絵はがき」(新シリーズ6枚セット)を頂いた。素敵なデザインと歌の解説も載っている。 また、ご当地の新聞「盛岡タイムス」に載った「新シリーズ絵はがき」の記事も入手したので紹介します。絵はがきの購入などにつ…
去る7月10日付けの東京新聞(朝刊)のコラム「本音のコラム」にルポライターの鎌田慧が(「王」と「大臣」)と題した短い文章を載せていた。(写真参照)この文章は石川啄木の日記を引用しているので、私の怒りが収まらない。明治43年に起きた幸徳秋水らが…
私が最近読んだ私のお薦め本です。本書は現代歌人のトップに立つ三枝昻之氏の「丸ごと1冊」です。名著『昭和短歌の精神史』は永久に残さなければならない名著ですが、その著の誕生前後の「自筆年譜」も注目ですよ! 2017年11月21日の「読書感想」より
著者の松平盟子氏は歌人として著名な方なので、当然ながら作歌の傍らで、多くの文章も書いていることも広く知られる。 本書にはそのような著者がこれまでに雑誌や新聞など書いてきた短い文章だけを選んで収めてある。著者は(本書を)「まとめながら、相応の…
「牧水研究会」&「国際啄木学会」の共催で研究会が開かれました。 その時の様子を報じた地元紙が届きましたので紹介します!
Masaru Satou 6月18日 2:11 · 今夜(6月17日)TBSテレビで放映さた「スキャンダル日本史」で石川啄木を取り上げていたが、講師は売れっ子タレントになった林修センセだが、林センセさん、せめて元塾の先生だったとは言え、人に教える人だったのですから、…
歴史小説家の見た「会津と啄木」の関わりについて
”啄木の時代に「釧路の海に千鳥は鳴いたか?」 ” 季刊誌「釧路春秋」80号が届いた。その中に啄木研究家の北畠立朴氏が「明治時代の知人岬海岸に千鳥はいたか」という論評を寄せている。 これは啄木の処女歌集『一握の砂』の中にある下に記した1首の歌をめぐ…
下記の便りと一緒に北海道八雲町在住の友人から啄木歌碑建立の便りが届きました。 「(略)本日(2018年6月3日)、北海道長万部の大圓寺というお寺の境内に啄木歌碑が建立されまして、その歌碑の除幕式を執り行われました。 ご覧のように見事な歌碑です。…
岩手日報の記事
森 三紗著『宮沢賢治と森荘已池の絆』(1800円+税・コールサック社・H29・4)の中に「石川啄木と宮沢賢治と森荘已池―『一握の砂』発刊百年に思う―」という短い文章が収められている。著者の森氏は戦前の直木賞受賞作家であ森荘已池の末娘である。森荘已池…
最近手にした啄木文献の中に「青森文学」85号がある。 その中に西脇 巽氏が「陰謀家啄木」というショッキングな表題をつけた論考を載せている。 しかも、論考の書き出しが「湘南啄木文庫の佐藤勝氏に言わせると」という文言から始まっている。 啄木は本当に…
「湘南啄木文庫収集目録」第29.30合併号は、下記のアドレスからご覧になれますので、ご活躍ください。 http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/furuhon6.html#furuhon-1