湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

松平盟子著「真珠時間」(本阿弥書店)を読みました!

 著者の松平盟子氏は歌人として著名な方なので、当然ながら作歌の傍らで、多くの文章も書いていることも広く知られる。

本書にはそのような著者がこれまでに雑誌や新聞など書いてきた短い文章だけを選んで収めてある。
著者は(本書を)「まとめながら、相応の年月がぎゅっと凝縮されているのを改めて感じた。」と「あとがき」に記している。まことに言い得た言葉である。

早速に読んでみて、書名の「真珠時間」の意味が解ったような気がした。収められた文章はすべて、1頁から2頁ほどの短文であるが、この文章の内容が、どこをよんでも高級な光を放つような文章の多い1冊なのである。
私の好きな啄木はどのように綴られているのか、そして、どのような歌から時の話題は切り込まれているのか、などを知って頂くために3篇ほど、写真を載せるので、ぜひ、書店で手に取って頂きたい。その時、貴方は多分、手にした本が離せなくなるでしょう。

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