湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

[間違いと悪意?のある林センセの陳腐な啄木講座」を糺す!

今夜(6月17日)TBSテレビで放映さた「スキャンダル日本史」で石川啄木を取り上げていたが、講師は売れっ子タレントになった林修センセだが、林センセさん、せめて元塾の先生だったとは言え、人に教える人だったのですから、公共の電波を使用する事も鑑み、もう少し勉強して上手に啄木の面白いところと、偉人として百年後の今も多く人の心を掴む文学を残した功績とのギャップなどを話したら良かったのでは無いですか?
林センセは、この番組を見ている人は、ほとんど何も分からない人だから、と決めつけていたように思いますが、視聴者をナメてはいけません!
啄木が借金をしたのは、芸者遊びで豪遊した、と決めつけてましたね、あまりにも幼稚で短絡的で、薄っぺらな知識です! せめて学術的に研究された評伝が30種類ほどありますから、その1,2点には目を通して公共の電波を使用してください。
 なんですか?、啄木の友人であった金田一京助が、啄木に金を貸した所為で、お茶も飲め無くなって白湯を飲んでいた?、とんでもないことです。三流週刊誌のような解説はチンプ過ぎました。(それとも金田一京助の孫さんたち、二男の秀穂氏や長男の慶応大学教授(ドイツ文学?)の方への擦り寄りなのてすか?、慶応では貴方より凄い知識と教養を有した方々が、犇めいてますから、今のタレント業を高めるようにしてください。林センセには才能はあると思いますんで敢えて苦言を一言添えましたご容赦を。 )
 最近の一般人に知られる啄木図書には93才で啄木評伝を書いた人がおります。その人の本、ドナルド・キーン著「石川啄木」(新潮社:あの本でさえも、林センセほどの間違いは無いが、少し独善的な解釈はあります。が、参考にはなりますよ。
 せめて、あのドナルドさんの本くらいは読んでから、公共の電波を使って啄木を正確に話して頂きたかったですね。
 あの7分ほどの放送の中で、まともな言葉を発したのは、浅田舞さんとかいう女優さんの「63人の人から借金出来たのは魅力のある人だったからだと思えた」と言った一言 だけでした。
最後に林センセ、次は、もう少しマトモな授業をしてみませんか?(視聴者をナメないでサっ!)

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