下記の便りと一緒に北海道八雲町在住の友人から啄木歌碑建立の便りが届きました。
「(略)本日(2018年6月3日)、北海道長万部の大圓寺というお寺の境内に啄木歌碑が建立されまして、その歌碑の除幕式を執り行われました。
ご覧のように見事な歌碑です。歌碑の前面には歌集「一握の砂」に掲載されている短歌「かの旅の夜汽車の窓に/おもひたる/我がゆくすゑのかなしかりしかな」が刻まれています。この歌は啄木が函館を発って札幌に赴任する夜の、前途に対する不安を歌った歌です。
碑文には「車中の一夜はオシヤマンベ駅で明けて、4月20日の日は噴火湾から上がった。」という明治41年4月20日の啄木日記の文言が刻まれています。
啄木がこの長万部を列車で通ったことを物語る歌碑です。(略)
※(編注):この歌碑は全国で183番目の啄木碑となるかと思いますが、正確な碑の数え方は石川啄木記念館にお尋ねください。