湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

本日(2018年6月3日)北海道長万部町に啄木歌碑建立!

 下記の便りと一緒に北海道八雲町在住の友人から啄木歌碑建立の便りが届きました。

「(略)本日(2018年6月3日)、北海道長万部の大圓寺というお寺の境内に啄木歌碑が建立されまして、その歌碑の除幕式を執り行われました。

 ご覧のように見事な歌碑です。歌碑の前面には歌集「一握の砂」に掲載されている短歌「かの旅の夜汽車の窓に/おもひたる/我がゆくすゑのかなしかりしかな」が刻まれています。この歌は啄木が函館を発って札幌に赴任する夜の、前途に対する不安を歌った歌です。

  碑文には「車中の一夜はオシヤマンベ駅で明けて、4月20日の日は噴火湾から上がった。」という明治41年4月20日の啄木日記の文言が刻まれています。

 啄木がこの長万部を列車で通ったことを物語る歌碑です。(略)

※(編注):この歌碑は全国で183番目の啄木碑となるかと思いますが、正確な碑の数え方は石川啄木記念館にお尋ねください。

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