湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

”啄木の知性”について、高い評価/歌人の坂井修一氏が日本経済新聞に掲載

2020年9月27日(日)の日本経済新聞(文化面)に歌人の坂井修一氏が、明治43年の「大逆事件」は日本の歴史に残る冤罪事件でありるが、国民には極秘に進められた大審院の秘密裁判を、啄木は当時、東京朝日新聞社に勤めており、友人の平出修が、この事件の弁護人の1人であったことから、事件や裁判の裏側を覗き、垣間見たことを克明に記録していたのであるが、これは戦後になって初めて世間に知られることになる。

それらのことも踏まえてであろうが、坂井修一氏は短いエッセイの中で端的に啄木の「真相を見抜く」眼力を高く評価して、「うたごころ」とは何かを語っているので、ここに紹介します。

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日本経済新聞に載った坂井修一氏の文章