湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

「啄木と仏教」、その影響を考える記事を紹介します!

今から8年前の「仏教タイムス」に【没後百年石川啄木】〈父(一禎)の住職は結婚第一世・大逆事件への関心が〉という見出しの記事が載りました。この記事には詩人で文芸評論家の岡本勝人氏が解説を寄せている。

啄木は幼児期から仏教的な雰囲気の中で育ち、やがて天与の才能を持って世に出る途中にして病魔と貧困の中で26才という短い生涯を閉じたが、没後百年以上の時間を経てなお、新しい感覚の詩人であり、思想家であったと認められ、その作品(特に短歌)は多くの人の心に寄り添う秀歌として愛誦されておりますが、コロナか禍の今だから、啄木の歌を読み、その歌から、自分の心の中にある、喜び、憤り、哀しみ、そして、楽しみを共に味わって見たいと思うので、湘南啄木文庫の資料から少し古い資料を紹介した次第です。

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2012年4月19日号の仏教タイムスの記事(啄木と父一禎の写真は湘南啄木文庫の所蔵するアルバムからの引用です。)