このたび啄木研究の第一人者であり『石川啄木と岩手日報』や『啄木と釧路の芸妓たち』の名著を送り出していた小林氏が表題の新著を刊行された。
本書ではこれまで研究者たちから多く語られることのなかった啄木の妻節子の父である堀合忠操を取り上げたことは寡黙ながら実力派の研究者として定評のある著作を世に送り出してきた著者ならではの著書であり、発行にあたっての考察は先行文献を丁寧に読み込んでの著者の言葉は貴重であり、研究者としての姿勢を示しておられることに感服する。
第一章の序説では岩城幸徳、遊座昭吾、などがあつく論じて互いに引くことがないままになっている啄木の父一禎の誕生にまつわる所謂、連れ子説について岩手在住という特殊な文献調査も含めて複合的に読みつつも遊座昭吾の連れ子説には無理があると主張した岩城幸徳説を認めてから本題に入ってゆくようだが、この続きはこれから読み進めるのですが、早く啄木愛好者の皆さんに、この素晴らしい新著の情報を伝えたくて、取り敢えず紹介いたしますので、皆さんもぜひ、一緒に小林氏の啄木論をお読みください。先ずは取り急ぎご紹介までに。 2023年11月24日 湘南啄木文庫(主宰)
このたび啄木研究の第一人者であり『石川啄木と岩手日報』や『啄木と釧路の芸妓たち』の名著を送り出していた小林氏が表題の新著を刊行された。
本書ではこれまで研究者たちから多く語られることのなかった啄木の妻節子の父である堀合忠操を取り上げたことは寡黙ながら実力派の研究者として定評のある著作を世に送り出してきた著者ならではの著書であり、発行にあたっての考察は先行文献を丁寧に読み込んでの著者の言葉は貴重であり、研究者としての姿勢を示しておられることに感服する。
第一章の序説では岩城幸徳、遊座昭吾、などがあつく論じて互いに引くことがないまあmになっている啄木の父一禎の誕生にまつわる所謂、連れ子説について岩手在住という特殊な文献調査も含めて複合的にみつつも遊座昭吾の連れ子説には無理があると主張した岩城幸徳説を認めてから本題に入ってゆくようだが、この続きはこれから読み進めるのであるが、早く啄木の好きな方々に、この素晴らしい書の情報を届たい思いが止まらず、ここに紹介した次第なり。ぜひの御一読をと私は言いたい。
2023年11月24日 湘南啄木文庫(主宰)