湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

朝日新聞(夕刊)2019年2月21日(木)に載った「石川啄木」の特集記事を紹介します。

朝日新聞(東京本社版)夕刊には「アクティブ」・「訪ねる」という記事が時々載る。

今回は「文豪・文人ゆかりの地・石川啄木 東京都文京区」として啄木の終焉の地に建立された歌碑や周辺の散策に誘う懇切丁寧な記事なので写真を撮って紹介したが実物をご覧になりたい方はお近くの図書館などでご利用ください。

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2019年(平成31年)2月21日:朝日新聞(夕刊)文豪・文人 石川啄木(東京都文京区)

 

小川美那子コンサート「啄木の魅力を歌う」(相模大野駅のホテルセンチュリー)

小川美那子コンサート(相模大野駅のホテルセンチュリー)

案内・「啄木の魅力を歌う

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第30回 「啄木の魅力を歌う 小川美那子コンサート」案内


小川美那子コンサート」
日時:2019年2月29日/13:00~15:40
演目:第一部・歌声喫茶/第二部・啄木の魅力を歌う
会場:小田急線「相模大野駅」改札前の「ホテルセンチュリー」8F(フェニックス)
料金:3600円(予約:042-767-1113:ホテルセンチュリー相模大野)

啄木からの「節子讃歌」が聞こえるような舞台劇にご期待ください!

平山陽さんの啄木シリーズ作品としての5作目になるかと思いますが、今回の主人公は「啄木の妻・節子」ですので、興味津々です。
「節子の啄木への愛が無かったなら、啄木の名がいまにのこることは無かった」と私は思う。
ゆえに節子の生涯は哀れですが素晴らしいのです。節子の「啄木讃歌」と言うべきか、否、今となっては啄木からの「節子讃歌」と言うべきなのでしょう。5月の舞台が楽しみです。

 
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平山 陽

方の会第64回公演
『節子〜愛の永遠性を信じたく候』
作 平山陽 演出 狭間鉄

方の会 石川啄木 ( MARU)シリーズ第4弾!妻節子との愛の軌跡を描く。
借金、嘘、女、漂白・・・。
文学の為に自由奔放な生活を送る啄木の影で耐え忍び生涯を支えた妻・節子。
結婚式の日、花嫁の横に花婿の姿はなかった。
騒然となる中、花嫁・節子は一言。

「私は愛の永遠性なるを信じたく候」

一途に愛を貫いた真実の物語ー。

会場 築地本願寺ブティストホール
〒104-0045 東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺内第一伝道会館2階

日時 2019年5月16日(木)〜19日(日)
16日 (木 19時〜
17日(金)14時〜、19時〜
18日(土)14時〜、19時〜
19日(日)13時〜、17時〜

入場料 4000円

【弊社チケット取り扱いメール】
info@iandifactory.com
日時、枚数、お名前をお知らせください。

小説:『わが夫 啄木』(鳥越碧著:文藝春秋:2018年12月14日)が発行された! 

 

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鳥越碧著『わが夫 啄木』(文藝春秋


小説を書くという作業は70歳を超えた身には、体力との勝負もあって大変な作業であり、さらに話題になる小説を書くというと、なおのことであろうが、鳥越碧氏は見事にそれらの障碍を超えてしまったようだ。

 このたび発行された「わが夫(つま)啄木」を石川啄木の妻・節子の回想という形から入って生前の啄木との暮らしの中を語り、夫婦という二人の関係では、嫁姑の確執に自らも藻掻く姿を見せるが、そこには明治という時代の家族制度があったことまで感動的に書いている。

 本書は「評伝」ではなく、小説なので作者が自由に筆を走らせたところも多くあって、それが実写化された映像を見ているように見えて来るのは、この作家の筆力という他はない。巻末に記された参考文献を見て感服した。新旧の啄木文献から要所を抑えた多くの文献が選ばれている。その多くは学術的にも認められた人たちの研究論である。

 そして「あとがき」には、読者を泣かせることも書き込んである。啄木の好きな人には、この正月休みにぜひ、一読をおすすめしたい。この小説を読んだあとでさらに、参考文献の中から何点かの啄木関係の本を読んでみたいと思った人には、山下多恵子著『啄木と郁雨 友の恋歌 矢ぐるまの花』(未知谷)や澤地久枝著『石川節子 愛の永遠を信じたく候』(講談社)などをおすすめしたい。やさしくて、しっかりした内容の啄木伝なら池田功著『石川啄木入門』(桜出版)が最適だと思う。

小説:『わが夫 啄木』(鳥越碧著:文藝春秋:2018年12月14日)が発行された! 

 

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鳥越碧著『わが夫 啄木』(文藝春秋


小説を書くという作業は70歳を超えた身には、体力との勝負もあって大変な作業であり、さらに話題になる小説を書くというと、なおのことであろうが、鳥越碧氏は見事にそれらの障碍を超えてしまったようだ。

 このたび発行された「わが夫(つま)啄木」を石川啄木の妻・節子の回想という形から入って生前の啄木との暮らしの中から、夫婦という二人の関係から、嫁姑の確執から、明治という時代の家族制度までを感動的に書いていることに感動した。

 「評伝」ではなく、小説なので作者が自由に筆を走らせたところも多くあって、それが実写化された映像を見ているように見えて来るのは、この作家の筆力という他はない。巻末に記された参考文献を見て感服した。新旧の啄木文献から要所を抑えた多くの文献が選ばれている。その多くは学術的に認められた人たちの研究論である。

 そして「あとがき」には、読者を泣かせることも書き込んでいる。啄木の好きな人には、この正月休みにぜひ、一読をおすすめしたい。この小説を読んだあとでさらに、参考文献の中から何点かの啄木関係の本を読んでみたいと思った人には、山下多恵子著『啄木と郁雨 友の恋歌 矢ぐるまの花』(未知谷)や澤地久枝著『石川節子 愛の永遠を信じたく候』(講談社)などをおすすめしたい。やさしくて、しっかりした内容の啄木伝なら池田功著『石川啄木入門』(桜出版)が最適だと思う。

佐藤 勝著『続石川啄木文献書誌集大成』(桜出版:2018年12月1日発行)岩手日報(記事)12月14日(金)朝刊

本日(12月17日)桜出版の高田久美子氏より拙著『続石川啄木文献書誌集大成』(桜出版:2018年12月1日発行)が紹介された新聞を頂きましたので再度「岩手日報」(記事)を掲載いたします。

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『続・石川啄木文献書誌集大成』(桜出版:2018年12月1日発行)が12月14日(金)の岩手日報に紹介されました。

昨日12月14日付岩手日報に、小社(桜出版)が12月1日付けで出版した佐藤勝著『続 石川啄木文献書誌集大成』の紹介と、白堊芸術祭の紹介記事が一緒に掲載されました。『続 石川啄木文献書誌集大成』は1998年から2017年まで20年間の啄木に関する本や記事等を網羅した500ページを超える大著で、索引が充実し、研究者には必携の啄木文献「辞書」です。大学や公共図書館に常備して欲しい一冊です。記事は、芸術祭の会場にも貼り出させていただきました。
芸術祭も、今日が最終日。台湾文化センターでの客家文学シンポジウムは、今日、明日の開催で、慌ただしい週末となりました。

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2018年12月14日(金)岩手日報(記事)に紹介された『続・石川啄木文献書誌集大成』(桜出版:2018年12月1日発行)