湘南啄木文庫ブログ

このブログは佐藤勝が個人的に収集した歌人・石川啄木に関する「よろず」情報を紹介いたします。また、私の雑多な日常的な話題や趣味の世界(落語や演劇鑑賞、読書体験)なども記してゆきますが、いずれの部門の同好の方々からのご協力なども頂くことが出来れば有難いです。なお、石川啄木に関する文献を主にした「湘南啄木文庫」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/)の方も覗いて頂ければ嬉しいです。

私の図書館:大室精一著『啄木そっくりさん』(桜出版)を出した。

私の図書館:大室精一著『啄木そっくりさん』(桜出版)を出した。

私の身近な人で尊敬する人を数人挙げよ、と言われたら私は100人ほど上げたくなるが、咄嗟なら大室精一先生をあげる。その大室先生が『啄木そっくりさん』(桜出版:1200円+税)を出した。内容の深さと真面目さに驚きました。

内容の一部は各所で紹介しましたので、先ずは手に取って見てください。1200円でこの深い充足感を与えてくれる書物があるでしょうか。

一昨年には『『一握の砂』『悲しき玩具』―編集による表現―』(おうふう)を刊行して、啄木研究のトップを走ってきた実力を示した。

今回の『啄木そっくりさん』は、ユーモアのあるネーミングであるが、読んで驚きである。多岐にわたる大室先生の見識の深さが、本書には余すところなく表れている。

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大室精一著『啄木そっくりさん』 湘南の啄木 (id:takubokusatoemailnejp) 163日前