2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
岩手県盛岡市を本拠地として活動する「石川啄木・宮澤賢治を研究し、広める会」という研究者の会がある。 その会が年に一回発行している「啄木・賢治」には、毎号充実した研究論が満載である。その研究成果を満載したA5判(ほぼ週刊誌と同じサイズ:領価1000…
今朝ほどの東京新聞(朝刊:2020年7月11日)の書評欄に石浦章一氏の書いた『天皇皇后両陛下が受けた 特別講義 講書始のご進講』(KADOKAWA)の書評が載った。その中の文言に【秘曲「啄木」のような一対一伝承なのか】という短い文言に我が家の連れ合いが気…
先ごろ、石川啄木の妹三浦光子氏の遺族から啄木の書簡などを含む貴重な資料が岩手県盛岡市の石川啄木記念館に寄贈されたという記事を読んだが、その中に啄木の妻節子が書いた問題の「手紙」も含まれているか否かは私には解からない。 先日、啄木文献を整理し…
石川啄木の妻・節子についての書籍や研究論は幾つか出ているが、その妹について書かれた論文には管見ながら私は初めて出会った。 本論の正確な表題は『「研究ノート」堀合孝子「遂に意を果たしかね」をめぐって』である。 啄木の妻節子は啄木没後に、病身の…